世界文化遺産とは

世界文化遺産とは、世界遺産の「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」の3つに分類されているカテゴリーの中の文化遺産に属するもの。歴史的に意味があり、芸術的であり、研究上大切な記念碑や建物や遺跡のことです。
世界文化遺産は、1972年にユネスコの第17回総会で採決された「世界の文化遺産および自然遺産に関する条約」に基づき登録されています。その主旨は、人類が長い歴史を通して培ってきた文化的遺産を保護することで、未来の人類への遺産として残していこうというもの。
世界文化遺産は、2007年8月現在、世界141カ国で660カ所が登録されています。
世界文化遺産の登録基準は以下の通り。
1.人類の創造的才能を表す傑作であること。
2.ある期間、または世界のある文化圏において、建築物、技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に大きな影響を与えた人間的価値の交流を示していること。
3.現在存在する、またはすでに消滅してしまった文化的伝統や文明に関する稀な証拠を示していること。
4.人類の歴史の重要な段階を物語る建築様式、あるいは建築的・技術的な集積、または景観がすぐれていること。
5.抗しきれない歴史の流れによってその存続が危うくなっている、ある文化(または複数の文化)を特徴づけるような人類の伝統的集落や土地利用の一例であること。
6.顕著で普遍的な価値をもつ出来事、現存する伝統、信仰、思想、芸術的作品、文学的作品と直接または実質的に関連があること 。
なお、登録されている日本の世界文化遺産は11件です。

世界遺産とは

世界遺産とは、1972年のユネスコ総会で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)に基づいて、世界遺産リストに登録された文化・自然遺産をいい、国や民族をこえて、人類が共有すべき普遍的な価値をもつ遺産を対象としています。

世界遺産は、文化遺産(すぐれた普遍的価値をもつ建築物や遺跡など)、自然遺産(すぐれた価値をもつ地形や生物、景観などをもつ地域)、複合遺産(文化と自然の両方を兼ね備えるもの)の3つ分けられます。

世界遺産の登録数は、2007年8月現在、141カ国にある851件(文化遺産660、自然遺産166、複合遺産25)。地域的にはヨーロッパの登録数が突出して多く、イタリア(41件)、スペイン(40件)、中国(35件)、ドイツ(32件)、フランス(31件)などとなっています。このように多くの物件が登録されている国がある一方で、世界遺産条約批准184カ国中、1件も登録物件を持たない国が44カ国もあり、登録における片寄りが見られるのが現状です。

世界遺産の中には、戦争や密猟、天災・災害、開発などが原因で後世に残すことが難しくなっているもの(危機遺産)や、戦争や人種差別など人類の犯した罪を証明するようなもの(負の世界遺産)などもあります。

危機遺産に登録されているのは次の30件です。
エルサレム旧市街と城壁(エルサレム)
チャン・チャン遺跡地帯(ペルー)
マナス野生生物保護区(インド)
ニンバ山厳正自然保護区(ギニア/コートジボワール)
アイルとテネレの自然保護区(ニジェール)
ヴィルンガ国立公園(コンゴ)
シミエン国立公園(エチオピア)
ガランバ国立公園(コンゴ)
オカピ野生生物保護区(コンゴ)
カフジ-ビエガ国立公園(コンゴ)
マノヴォ=グンダ・サン・フローリス国立公園(中央アフリカ)
サロンガ国立公園(コンゴ)
古都ザビド(イエメン)
ラホールの城塞とシャリマール庭園(パキスタン)
アブメナ(エジプト)
フィリピンの山地の棚田群(フィリピン)
ジャームのミナレットと考古遺跡群(アフガニスタン)
バーミヤン渓谷の文化的景観と考古遺跡群(アフガニスタン)
アッシュール(カラート・シャルガート)(イラク)
シルヴァンシャー宮殿と乙女の塔がある城壁都市バクー(アゼルバイジャン)
コモエ国立公園(コートジボワール)
バムとその文化的景観(イラン)
キルワ・キシワニ遺跡群とソンゴ・ムナラ遺跡群(タンザニア)
ハンバーストーンおよびサンタ・ラウラの硝石工場群(チリ)
コロとその港(ベネズエラ)
コソヴォの中世建築群(セルビアベネズエラ)
ドレスデンのエルベ川流域(ドイツ)
ガラパゴス諸島(エクアドル)
ニョコロ=コバ国立公園(セネガル)
サーマッラーの考古学都市(イラク)

私たちの大事な世界遺産、これらを守るために私たちは「何ができるのか」「何をしなければならないのか」、一人ひとりが真剣に考えたいですね。

日本の世界遺産

世界遺産とは、「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(1972年のユネスコ総会で採択)に基づいて登録された、人類が共有すべき普遍的な価値をもつ遺跡や景観、自然など。

世界遺産に登録されている日本の世界遺産は、2007年7月に石見銀山遺跡が新たに登録され、文化遺産11件、自然遺産3件の合計14件。いずれも観光名所として人気のあるところです。

○日本の文化遺産(登録順)
法隆寺地域の仏教建造物(奈良県)
姫路城(兵庫県)
古都京都の文化財(京都府)
白川郷・五箇山の合掌造り集落(岐阜県・富山県)
原爆ドーム(広島県)
厳島神社(広島県)
古都奈良の文化財(奈良県)
日光の社寺(栃木県)
琉球王国のグスク及び関連遺産群(沖縄県)
紀伊山地の霊場と参詣道(和歌山県・奈良県・三重県)
石見銀山遺跡とその文化的景観(島根県)

○日本の自然遺産(登録順)
屋久島(鹿児島県)
白神山地(青森県・秋田県)
知床(北海道)

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